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オンライン書籍; インド式プログラミングバイブル C言語入門 (上)

第 1 章 : C言語入門 始めに(書籍のプレビュー)

インド式プログラミングバイブル     C言語入門
インド式プログラミングバイブル C言語入門


この記事は、2008年4月から発売の「インド式プログラミングバイブル C言語入門 (上)」より掲載しました。書籍の情報は、こちらをご覧ください

算術命令

C の算術命令では、=の左に変数名、=の右側に変数名と定数が記述されます。=の右側に記述される変数と定数は、+、-、*、/などの算術演算子で接続されます。

例: int ad ;
   float kot, deta, alpha, beta, gamma ;
   ad = 3200 ;
   kot = 0.0056 ;
   deta = alpha * beta / gamma + 3.2 * 2 / 5 ;

この例では、

  • *, /, -, + が算術演算子です。
  • = が代入演算子です。
  • 2, 5 と 3200 は、整数定数です。
  • 3.2 と 0.0056 は、実数定数です。
  • ad は、整数変数です。
  • kot、deta、alpha、beta、gamma は、実数変数です。

変数と定数は、まとめて「オペランド」と呼びます。オペランドは、「算術演算子」によって操作され、その結果は、代入演算子によって、左側の変数に格納されます。

C の算術式は、3つの種類に分けられます。各種類は、以下のように定義されます。

  1. 整数モードの算術式 - すべてのオペランドが、整数変数か、整数定数である算術式。

    例: int i, king, issac, noteit ;
       i = i + 1 ;
       king = issac * 234 + noteit - 7689 ;
  2. 実数モードの算術式 - すべてのオペランドが、実数変数か、実数定数である算術式。

    例: float qbee, antink, si, prin, anoy, roi ;
       qbee = antink + 23.123 / 4.5 * 0.3442 ;
       si = prin * anoy * roi / 100.0 ;
  3. 混同モードの算術式 - 整数のオペランドと実数のオペランドが混在している算術式。

    例: float si, prin, anoy, roi, avg ;
       int a, b, c, num ;
       si = prin * anoy * roi / 100.0 ;
       avg = ( a + b + c + num ) / 4 ;

算術式の実行が、どのように行われるのか理解することは、とても重要です。最初に、式の右側が、定数と、変数に格納されている数値を使って求められます。求められた値は、式の左側の変数に代入されます。

算術式は簡単に使えそうに思えるでしょうが、記述の際に間違いがよく起こるのも、算術式なのです。ここからは、式を詳細に検討してみましょう。次にあげる点に、特に注意してください。

  1. C では、=の左側には1つの変数しか置けません。つまり、z = k * l はOKですが、k * l = z は許されません。
  2. C は、除算演算子に加えて、剰余演算子もサポートしています。この演算子は、整数を別の整数で除算した余りを返します。つまり、10/2という式は5を返しますが、10%2は0を返します。剰余演算子(%)は、浮動小数には使えないことに注意してください。また、%を使った演算の場合、余りの符号は必ず被除数と同じになることに注意してください。つまり、-5%2は-1を返し、5%-2は1を返します。
  3. 算術式は、文字定数を文字変数に格納する際にも、使われます。
    char a, b, d ;
    a = 'F' ;
    b = 'G' ;
    d = '+' ;

    この場合、各文字のASCII値が、変数に格納されます。ASCII値は、メモリ中の文字を表現します。「F」、「G」のASCII値は、それぞれ70、71となります(付録EのASCII表を参照してください)。
  4. 算術演算は、int(整数)float(浮動小数)char(文字)に対して行えます。
    つまり、次の、命令文、
    char x, y ;
    int z ;
    x = 'a' ;
    y = 'b' ;
    z = x + y ;
    は、加算が、文字そのものではなく、その文字のASCII値に対して行われるため、まったく問題のない、有効な命令文です。「a」と「b」のASCII値は、それぞれ97と98なので、そこへの加算はもちろん可能です。
  5. 省略可能な演算子はありません。すべての演算子は、明示的に記述されなければなりません。次の例でも、bの後の乗算演算子は、必ず記述しなければなりません。

    a = c.d.b(xy)              通常の計算式
    b = c * d * b * ( x * y )    Cでの記述方法
  6. 他の高級言語とは異なり、C には指数演算が行える演算子がありません。つまり、次のような命令文は許容されません。
    a = 3 ** 2 ;
    b = 3 ^ 2 ;

    指数演算を行いたい場合は、次のような方法で実装できます。

    # include <math.h>
    # include <stdio.h>
    
    void main( )
    {
        int a ;
        a = pow ( 3, 2 ) ;
        printf ( “%d”, a ) ;
    }
    

    このpow( )関数は、標準ライブラリ関数です。pow( )は3を、2乗まで計算するために使用されています。#include <math.h>は、プリプロセッサ指令です。このプリプロセッサ指令は、pow( )関数が確実に正しく動作するように使用しています。標準ライブラリ関数については第5章で、プリプロセッサについては第7章で、詳しく述べています。

  7. +、-、*、/に加えて、C にはもう1つの算術演算子が用意されています。剰余演算子と呼ばれるその演算子は、記号%を使って記述します。/が除算の商を返すのに対し、%は余りを返します。つまり、5%3と言う式は、余りである2を返します。

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